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ドルトムントがドイツ7番目の都市に返り咲き

 よもやま通信対象都市で最も人口が多いドルトムント、ここは少し前までドイツ7番目の都市だったが、2009年末にノルトライン・ヴェストファーレン州都であるデュッセルドルフに抜かれ、8番目に後退していた。ところが、今月になり、7位に返り咲いたそうである。原因は、これまで6番目とされていたシュツットガルトの人口が約3万5千人減少したことにある。

 シュツットガルトで、なぜ急に3万5千人も人口が減少したのだろうか。原因は、税金だそうである。シュツットガルトは、バーデン・ヴュルテンベルク州の州都だが、最近、この州に第二住居税が導入された。そこで、課税を逃れるため、住民票を整理した市民が多数いた、ということだそうだ。

 では、ドルトムントは今後も継続して第7の都市でありつづけるのだろうか。そうとも限らない、という話しである。

 日本では、人口は国勢調査を基本とし、出生・死亡(自然増減)と転出入(社会増減)で更新されていく。この方法で問題が少ないのは、5年毎に国勢調査が行われているからである。ところが、ドイツでは、1987年以来、国勢調査が実施されていない。こうなったのは、プライバシーの侵害だとして訴訟が提起された結果である。たしかに、ドイツの国勢調査には、宗教や、失業者に関する求職活動の有無など、日本より細かい事項がある。

 こうして、ドイツの市町村人口は年を経るほど不正確になっている。いくつかの都市は独自調査を行い、幽霊市民を除いて集計する努力をしている。実は、ドルトムントはこの努力を行っているのに対し、ドルトムントを追い抜いたデュッセルドルフは行っていない。そして、先月、24年ぶりの国勢調査が行われた。だから、ドルトムントが何番目かは、その結果が出てみないと、何とも言えない。

 しかし、ドルトムントが6番でも7番でも、あるいは8番でも、人口の減少が進行中であることは変わらない。だから、7番に返り咲いたと浮かれている場合では、ない!
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| 人口減少や住宅 | 13:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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