2011年09月 | ARCHIVE-SELECT | 2011年11月

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勝敗を予言するタコ「パウル」の一周忌

 数日前のオーバーハウゼンのニュースに、久しぶりにタコの「パウル」の話題が掲載されていた。死亡したパウルが発見され、ちょうど1年が経過したからである。南アフリカで行われた2010年ワールドカップで騒がれてからは、ほぼ1年半が経過したわけだ。この間には、ドイツで行われた女子ワールドカップで、日本代表「なでしこジャパン」が優勝するという快挙があった。

 記事によると、オーバーハウゼンの水族館「シーライフ」は、その後次第に落ち着きを取り戻し、人々の生活はW杯前の状況に戻って来ている。その記事のなかで、2つの点に興味を引かれた。ひとつは、「パウルは何に反応していたのか」という点について、いくつかの考えが提出されていることだ。「嗅覚」に原因があるという海洋学者、パウルは国旗を選んだわけだから「国旗の色に反応した」という学者、さらには、水槽のまわりにいる人たちの行動を見て反応していたという行動学者も出てきている。国旗の色の話しは以前から聞いていたが、どの説もありそうである。つまり、まだ決定的な説は見出されていないわけである。

 もうひとつ興味を引いたのは、今年の女子ワールドカップについての記述だ。再び注目を集めようと、オーバーハウゼンの水族館を運営する独シーライフ社は、自社の8水族館から1匹ずつを選んで後継タコ探しを行ったが、4試合目までにすべてのタコが間違え、的中率は全体で5割弱と「普通の結果」で、「パウル」のようなタコは現れなかった。もちろん、「パウル2世」がいるシーライフ水族館でも予言が行われている。

 つまり、ワールドカップ南アフリカ大会での「パウル」の活躍は、再現できなかったわけだ。ん~、やはり「パウル」は偉大だ・・・
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| 町の話題いろいろ | 18:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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遅れたバスに青信号:バスロケーションシステムが第二段階

 以前から、ドイツ各地のLRT停留所で、次の便までの待ち時間の掲示を見かけるようになっていた。そして、ドルトムントでは、2009年からバス停でも運用が開始された。写真がその例で、バスの路線番号、行き先と、何分後に来るかが電光で掲示されている。衛星を使用したこのシステム導入の方針を市議会が認めたのは1998年で、2006年のワールドカップを目ざしたが間に合わず、ようやく2009年から動き始めた。そして先日10月5日の市議会都市計画委員会で、第二段階、つまり遅れたバスに青信号を提供して遅れを取り戻す取り組みが、満場一致で認められた。

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バスロケーションシステムによる案内板のあるドルトムント市南部のバス停。ここはLRTとの乗り換えで乗降客が多い。(2009年)
 これまで、衛星システムは、2つの点に利用されていた。ひとつは、写真にある待ち時間表示である。もうひとつは、接続するバスやLRTが遅れている場合、乗り換え客が困らないようにバスを停留所に待たせることで、バスの本数が少なくなる夜間には大きい効果が発揮された。

 それでも、従来のシステムは、遅れているバスをただ眺めるしかなかった。第二段階への取り組みは、この点の改善を目ざす:遅れているバスに青信号を提供し、遅れの回復を目ざす。まずは数年かけて、市内で最も利用客が多い440番線の信号とバスに設備を施す。偶然だが、右の写真もこの440番線のバス停である。マイカー利用者は少しイライラする場面が出てくる恐れもあるが、「公共交通優先」ということで、委員会で反対はなかったそうだ。まだいくつかの区評議会と市の財政委員会での審議が残っているが、おそらく通過するだろう。ドルトムント市は財政面で苦境にあるが、州が費用の8割を補助するのだそうだから。

 では、どの程度の効果が望めるだろうか。ドイツでは、以前からLRTへの優先信号が導入されているが、5年ほど前、ハイデルベルクでその効果を実感したことがある。都心のビスマルク広場から駅に行く際、LRTにするかバスにするか迷い、すでに出発準備ができて待っているバスに乗った。早く駅に着くと思ったからである。LRTは、バスが出る頃にようやくやって来た。

 ビスマルク広場から駅までは、1.5キロほどしかない。ところが、バスが途中のレーマー広場の交差点で信号停車している間に、後ろから来たLRTが少しスピードを緩めただけで先に通過していった。これが噂に聞く信号制御システムの効果か、と実感した。

 バス440番線の全区間で改良が完成するのは、5年後の2016年だそうだ。時間がかかるのはドイツの特徴だが(ドイツが普通で日本が早いのかもしれないが)、いずれこのブログで効果を報告できる機会があることを願っている。

| 公共交通 | 14:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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