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ドルトムント刑務所でバラ色の生活

刑務所独房(RuhrNachrichten紙より)
 ドルトムント刑務所にある独房の一部が「バラ色」に塗られたことが、政治の場で物議をかもしている。話題となっている色は、右のようなものである。はじめて記事を読んだ時はもっと淡い色かと思っていたが、本当に「バラ色」であることには少し驚いた。「クールダウン・ピンク」、こう呼ばれる色だそうである。

 色によって人を落ち着かせる試みは、1970年代のアメリカで始められたそうである。すでに効果が確認されているそうで、スイスでも2006年から警察の拘置所などで採用されている。ドイツの刑務所では、ドルトムントと、その南に隣接するハーゲンで試験的に採用された段階だが、すでに性犯罪者の治療施設では効果が確認されているという。収容者を落ち着かせることができたらいいことだと思うが、政治家の一部が、「侮辱されたと感じるのではないか」と問題にしているそうだ。

 この批判に、色彩心理学の担当者は「何も悪いことはしていない」と、落ち着くように呼びかけている。ノルトライン・ヴェストファーレン州には37箇所に拘置施設があるが、効果が確認されたら、他の施設にも採用することが考えられている。「バラ色の生活」とは全く逆だとも思える刑務所で、独房の壁がバラ色に塗られることには違和感を感じる方も多いかも知れないが、効果が確認されたら、日本でも採用を考えてみてはどうだろうか。
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| 町の話題いろいろ | 13:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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香川真司選手らの夜間練習に周辺住民から騒音の苦情?

 香川真司選手が所属しているドルトムントのサッカークラブ「ボルシア・ドルトムント」は、広い練習場を利用している。そこには戦前は空港があり、戦後はイギリス占領軍の軍用地として使用されていた場所である。1995年にイギリス軍が撤退した後、2001年頃から跡地開発が本格的に検討され始めた。まず名乗りをあげたのが、広い練習場を求めていたボルシアで、約20haの用地を手に入れ、コートを整備し、2006年から練習を開始した。そして、その周辺には住宅地が計画された。ドルトムントの人口減少に対処するためにも質がよい住宅地が目ざされ、2010年末に初の入居が行われた。

 ドルトムント市は、住環境向上の一環として「騒音カルテ」作成を進めている。インターネットを活用し、住民に騒音の状況を地図に書き込んでもらったところ、ボルシアの練習場に、騒音への苦情が3件書き込まれた。審判の笛の音、選手や観客の声に苦情が出され、遮音壁の設置を求める意見もあったそうだ。

 騒音への苦情は直ちにマスコミで大きく取り上げられ、話題となった。当初は、「苦情を受け、ボルシアは夜間練習を20時に終了する等の妥協を考えている」と報道された。ところが、数日後に風向きが変わってきた。第一に、練習場を建設する時から騒音対策が考えられていた。練習をできるのは10~12時と15~20時だけに制限されており、重要試合の前日などの僅かの特例を除き、しっかりまもられていた、という話しである。第二に、苦情は匿名で、誰が書き込んだのか不明であり、練習場周辺に居住する人にインタビューしても、苦情は聞かれない、というのである。練習場があるのは住宅を建てる前からわかっており、「ボルシアが好き」とか、「騒音はあるが大したことはない」という声しか聞かれない、という。もともと計画する際にコートと住宅地の間に距離がとられており、測ってみると、狭いところでも約100mある。たしかに苦情にはおかしい点がある。

 その後2週間が経過するが、この問題について新たな報道はない。市は、インターネットの記述を慎重に検討しているそうだが、ひょっとすると、ボルシア以外のチームのサポーターによるいたずらだったのかもしれない。香川、安心して声を出して練習し、また日本のファンにゴールする姿を見せてほしい!

| 居住環境や緑・公害 | 18:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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