2012年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年09月

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増大する自転車事故 - パラリンピックのメダル候補も

 ルール都市ではどこでも自転車道路や自転車レーンの整備に力が入れられており、ドルトムントでも自転車の利用が伸びている。しかし、困った現象も起きている:自転車事故の増加である。来週、ロンドンでパラリンピックが開幕するが、自転車競技でメダル候補のハンス・ペーター・ドゥルスト選手がトレーニング中に自転車同士で衝突して重傷を負うという事件まで生じ、パラリンピックへの出場が危ぶまれている。

 事故が起きた場所は、昨年春に供用が開始されたばかりのフェニックス湖周回自転車道である。フェニックス湖は、以前の製鋼工場跡に設置された広さ24haの人造湖で、「ドルトムントの産業構造変革の象徴」となっている。2年前に注水が開始され、昨年春には周囲の散策ルートも完成し、ドルトムントの市民を集めている。もちろん、自転車道も人気が高く、普通の自転車に乗る人、レース用自転車利用者に乗る人、さらには親と一緒にサイクリングを行う子どもまでいるそうだ。

 事故が起きたのは8月13日(月曜)の夜9時20分頃で、衝突した相手は逃げたが検挙され、調べたところアルコールが検出された。問題は、直ちに病院に搬送され、手術を受けたドゥルスト選手がパラリンピックに出場できるかどうかである。医師は全力を尽くすことを約束しているので、参加できることを期待したい。

 なお、フェニックス湖周回自転車道については、一方通行にする案も出されており、当面は「注意する」ように呼びかけられている。
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| 自転車や歩道・舗装 | 12:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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今日から連邦道路の一部でトラック有料化を実施

 今日から、連邦道路のうち良く整備されている84区間、延長1135キロで、総重量12トン以上の大型トラックは、アウトバーンと同じく道路利用料を支払わねばならない。

 もともと、アウトバーンでの大型トラック有料化は、1995年にビネット方式で始まった。現在のような走行距離に対して大型トラックが利用料金を支払う有料化が始まったのは、2005年である。その当時から、「アウトバーン利用料金を支払わないために、普通の連邦道路を走るトラックが増加した」という問題が各地で指摘されていた。本来、「回避交通が多いか、または安全のため」に、連邦道路からも料金を徴収することが認められていたが、機器の正確さを担保できないため、ごく例外的な区間に限って実施されていた。その後、衛星を使用した料金徴収システムの信頼性向上を受け、今回、連邦道路のうち、4車線以上が整備されている区間の一部で有料化が実施されたわけだ。

 ドルトムントで最も効果を期待しているのは、連邦道路1号線のそばにある住宅地「ガーデンシティ」の住民であろう。大型トラック有料化の実施以来、回避交通が増加したとして、住民は市に対策を求め、裁判闘争も行った。その成果として、22時から6時までの夜間は7.5トン以上のトラックが走行禁止となり、最高時速も50キロに制限されている。この規制の影響で、夜間に通過するトラックはかなり減少した。

 ところで、今回の連邦道路への有料化拡大には、2つの困難があった。ひとつは、料金徴収システムを運営しているトル・コレクト社との調整である。実は、走行距離による料金制の導入が契約よりかなり遅れ、連邦政府がトル・コレクト社に収入減少分を請求していて、いまだに決着していない。この影響で、交渉が難航した。もうひとつの困難は、トラックに積載している機器(マイコン)のメモリーの限界である。当初、連邦は2千キロについて有料化を行う予定だったが、メモリーの影響で、半分の千キロになってしまった。現システムは契約があと3年残っているので、今後3年間は、これ以上の対象道路追加はないはずである。

| アウトバーンや交通規制 | 17:11 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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