2012年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年01月

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ペダル踏みつつ映画鑑賞 - 地球環境を考える発電のススメ

 ドイツ人の環境への対処を見ていると、日本と違い、「やってみよう!」精神が旺盛である。それが感じられるエピソードをドルトムントから紹介しよう。

 2週間ほど前、ドルトムントで、ドーハで行われていたCOP18(気候変動枠組み条約・第18回締約国会議)に合わせて「映画と気候のためにペダルをこごう」というイベントが行われた。8台の古い自転車とダイナモ(発電機)が置かれており、発電した電気でDVDプレーヤーとプロジェクターを動かして映画を見る、という趣向である。事前に試したところ、3人がペダルを懸命にこげば映写できるとわかったが、非常な重労働である。8人なら日曜日のサイクリング気分でできるというので、その準備が行われた。「自転車による映画で、発電のためにどの程度のエネルギーが必要かを体験する」ことを目ざした企画で、上映はうまくいった。

 このイベントを企画したのは、ドルトムントの教会系の団体で、「気候を救おう」キャンペーンの一環である。実際に行うのは初めてで、上映されたのは短編映画である。今後システムを見直し、来年は長編映画にも挑戦するそうだ。なお、自転車は中古、ダイナモも自動車用の古いものを利用したが、DVDプレーヤーやプロジェクターは必要な電力が少なくて済む最新のものを使用している。

 節電と自然エネルギーによる発電に努力している点は、日本もドイツも同じである。しかし、このドイツ人が思いついて実施した「自転車で発電して映画を見よう」という企画、日本人はなかなか思いつかず、思いついても実施には進みにくいように思うが、どうだろうか。「いや、日本でもできる」と思う方、挑戦してみてください!
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| エネルギー・地球環境 | 15:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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市は収入増に四苦八苦 - 学校の教師用駐車場の場合

 人口が減少し、失業者も多いルール地方では、以前から財政再建が大きい問題となっており、とくに州が対策に乗り出した今年は、各都市が「どのようにして収入を増加させ、支出をカットするか」に知恵を絞っている。そして、市立学校に置かれている教師用駐車場から駐車料金を徴収する市も現れた。

 デュイスブルク市は、2年以上前から、教師の駐車場を有料にできないか検討していた。すでに有料化した都市もあるが、ドイツでは路上駐車が広く許容されているため、ほとんどの教師が学校の周囲に駐車し、収入が増えない一方で、周辺の住民とトラブルとなり(教師の駐車で、住民が駐車しにくくなる)、以前の無料に戻したところもある。

 デュイスブルクでも、教師側が「職場の駐車場は無料であるべきだ」と反対し、市議会は決定を先延ばしにしていた。しかし、ある政党が州議会で質問したところ、州は「学校までの交通手段と駐車場所の選択は教師に責任がある」という見解を示した。学校に教師用駐車場を設置した場合、その料金を決定するのは、設置者である市の手にある、ということである。

 州の見解を受け、先週、デュイスブルク市議会は、駐車場の有料化を議決した。料金は月25ユーロと付加価値税で、30ユーロ弱になる。但し、身体に重い障碍のある教師は無料である。まだ駐車場が整備されていない学校もあるので、市は、当面は年32万ユーロ、将来的には年45万ユーロの収入を予定している。

 デュイスブルクの結果は、周辺都市にも影響するであろう。果たして市の思っているように収入が得られ、周辺都市にも拡大するのだろうか。あるいは、教師が何らかの方法で反撃に出て、市側の「取らぬたぬきの皮算用」に終わるのかだろうか。これからの攻防に興味がもたれる。

| 市財政や税金問題 | 14:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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