2015年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年07月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

エッセンが遂に2017年の「ヨーロッパ緑の首都」に決定

 昨年は惜しいところで2016年「ヨーロッパ緑の首都」を逃したエッセンは、「今度こそ」と、今年も続けて応募し、最終ステージへと駒を進めていた。そして、先日6月18日に2015年の「ヨーロッパ緑の首都」であるブリストル(イギリス)で行われた会議で、遂に2017年の「ヨーロッパ緑の首都」に決定した。エッセンから出かけて宣伝に努めた代表団は、歓喜し、ほっと胸をなで下ろしている。

緑の首都に選ばれ、ブリストルて喜ぶエッセンの代表団。中央右のネクタイを締めているのが、エッセンのパス市長。(Der Westen紙より)

 昨年に続けての応募で、準備には抜かりがなかった。それでも、最近の財政危機と、それによる公共交通の削減には、不安が指摘されていた。そのためだろうか、最終説明会で公共交通の部分を担当するエッセン交通会社の責任者は、イギリスの大西洋側にあるブリストルまで、自転車でやって来た。この行動で審査員の共感を得ることができたことは、ほぼ間違いない。

 エッセンが「緑の首都」に期待しているのは、都市イメージの向上と、EU(欧州連合)からの補助金である。実は、EU補助金はすでにエッセンの改造に大きく貢献しており、近年の大規模なプロジェクトはほとんどが補助金によって進められており、昨年紹介したニーダーフェルト湖と周辺整備もその一つである。もちろん、費用が余りかからないプロジェクトも考えられている、2010年の欧州文化首都では高速道路を閉鎖されて歩行者や自転車に開放され、その後にルール高速自転車道路のプロジェクトが生まれることとなったが、おそらく2017年にも幹線道路を歩行者と自転車に開放するイベントが行われるだろう。

 これからの1年半、準備が進められる。2017年に何が行われ、その後にどのような効果を残すのか、楽しみにして期待したい。
スポンサーサイト

| 居住環境や緑・公害 | 15:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

クラシック音楽はエッセン都心にたむろする若者対策

 ドイツでは、公衆の場で飲酒する光景を見ることがある。私も、ボーフム南部でLRTに乗ろうと停留所へ向かった際に、停留所のベンチで飲酒している数名の人と一緒になったことがある。電車について聞いたら説明してくれたので、飲酒しながら電車を待っているのだろうと思った。しかし、電車が来ても、乗ったのは私だけだった。その後、公衆の場における飲酒が問題とされていることを知り、「あの時の停留所の人たちも、そのひとつだったのかもしれない」と思い当たった。

エッセン中央駅前に立つホテル。クラシック音楽が流されている広場は、ホテルの右側にある。(飲酒が問題として報道されていなかった2006年の撮影)
 程度の差はあれ、どの都市にも飲酒する人々がたむろする場所があるようだ。エッセンの場合は、その場所が中央駅の正面、中心商店街への入口となっている広場である点が、少し異なる。わかりにくいが、右の写真の中央右に地下へ降りる階段があり、そのあたりが飲酒のたまり場になっているそうだ。私は何回もすぐそばを通っているが、そういう光景を見た記憶はない。その一因は、時刻にあると思う、この写真も10時33分の撮影である。

 さて、クラシック音楽が流されているのは、この中央駅前の広場に面したホテルの建物背後にある広場である。そこで問題となっているのは、飲酒光景というより、ディスコに繰り出す前に集まってたむろする若者による騒音で、もちろん飲酒も行われ、跡にはごみも放置され、小便の臭いもするという話しだ。数年前に改造が行われ、階段がたむろする格好の場となったので、周囲から、以前の姿に戻すように求める声が出されていた。

 これに対し、駅正面のホテル支配人が、対策を考える会議に提案したのが、「クラシック音楽を流す」方法である。22時までなら流しても法的な問題とならないということで、今年に入って準備が進められ、5月下旬に試行が開始された。新聞記者が通行人に聞いたところ、「音楽を流すのはいいが、若者を追い出す効果は期待できないだろう」という反応が多かった。ところが、半月ほどの経過を見ていたホテルによると、「かなり効果が上がっている」そうである。6月末の対策会議で当面のまとめが行われるらしいが、おそらく「試行継続」となるであろう。

| 中心市街地や近隣供給 | 15:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |