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エッセンで土曜日に無包装の食料品店が開店

 今週の土曜日に、エッセン市中央駅の南に、ルール地方初の「無包装店」がオープンする。日本でも、買い物の際の包装が問題とされ、最近ではレジ袋が有料の店舗が主流になっている。しかし、自分で買い物袋を持って出かけても、買ってきた商品を食べる際には、その商品が包まれていたパックがごみとして出る。ごみになる袋が1つで済む場合は、まだいいかもしれない、たとえばアメ玉を買ってきて食べようとすると、アメが袋の中でさらに個包装に包まれているのが主流である。なかには、プラスチックのトレイまでついている場合がある。

開店準備を進める店内で、購入する方法を示してみせるテスケさん。(Der Westen紙より)
 こんどエッセンに開店する店は、いわば「完全無包装店」である。客はタッパーや瓶を持参し、アメ玉をそれに入れて重さを量り、出てきたラベルを貼ってからレジへ向かう。つまり、商品だけをばら売りで売る、「完全無包装店」である。

 このような無包装店は、2年ほど前、ボンに登場したのが初めてだそうである。店舗を経営するダイネットさんは、旅行でオーストラリアを訪問した際に、スーパーで、ばら売り商品がドイツよりはるかに多いことに気づいた。帰国後、持続的な食料品店を目ざし、ばら売り店の構想を長くあたためていたが、夫と会社を設立し、開店にこぎ着けたそうである。

 ダイネットさんによると、「ばら売り商品の価格は、例外なく包装のある同質品より有利」である。そして、ごみはリサイクルに入る前に避けられる、と話す。もちろん、肉や牛乳のように、何らかの包装が避けられない商品もあるが、その種の例外扱いはできるだけ少数にしたいと考えているそうだ。

 この種の無包装店は、最近、ドイツの各地に見られるようになっている。今回、エッセンに開店するテスケさんの場合は、ベルリンで無包装店を見たのがきっかけとなり、仕事を辞め、準備を進めた。そのベルリンの無包装店は、インターネットを通じて開店資金を寄附で集めたそうである。

 エッセンのテスケさんの場合も、フェイスブックを通じて店を宣伝している。すでに多数の人が書き込んでおり、開店を待っている様子がわかる。無包装店の経営も大変だろうが、買いに来る客の方にも一定の覚悟が必要になるだろう。エッセンの店が順調に客を集め、発展していくことを期待している。
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